★ 化石賞に輝く日本に採って欲しい電気料金体系の見直し ★
電気料金の値上げが続いています。
小手先だけの二酸化炭素排出量削減がバレたため、『化石賞』に
輝いてしまった日本。
意外にまともな主張を展開する某党の機関紙に掲載されていました。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-11-11/2022111101_04_0.html ただし、納得できるのは一部のみです。
一部の例外を除き、再生可能エネルギーが貢献できるのは一部の視点
に絞った場合です。
例えば、晴れた日の昼の時間帯の太陽光発電のみに着目すれば
二酸化炭素排出量削減に貢献していると言えます。
しかし、正しくは再生可能エネルギーを賄う装置または機器の製造時点
から評価する必要があります。
廃棄時の二酸化炭素排出量まで含めていないので不完全だと思いますが、
装置または機器の製造時点から評価する記事がありました。
https://gendai.media/articles/-/102539?page=2 太陽光発電に用いられるソーラーパネルの多くは中国生産。
二酸化炭素排出量の多い石炭火力で発電された電気を使用して生産
されています。
要旨は、メガソーラーに限らず家庭用でも「排出量」と「削減量」を比較
すると圧倒的に「排出量」が上回り、設置後6年間程度経過しなければ
「二酸化炭素排出量」を削減できないとしています。
ただし、政府が電力進めている計画内容を勘案すると、住宅用で7年
以上、メガソーラーでほぼ10年になるとしています。
なお、米国ブレークスルー研究所によれば、カリフォルニアでは製造時
の二酸化炭素削減を取り返すのに9年もかかるとしています。
いずれも廃棄時に発生する二酸化炭素排出量は考慮されていません。
また、輸送時の二酸化炭素排出量も考慮されていません。
【試算値(参考値)】
《住宅用》
1メガワット製造時のCO2排出量は2190トン
1メガワットのCO2削減量は年間531トン
《メガソーラー》
1メガワット製造時のCO2排出量は3070トン
1メガワットのパネルによるCO2削減量は年間662トン
《その他》
メガソーラーの多くは森林を伐採して設置されているが、森林破壊で
1メガワットの建設時のCO2排出量は604トンになる。
提言として、パネル製造や森林破壊などによって建設時までに発生
するCO2排出量をきちんと予測し、明示すべきで、
・住宅用であれば、設置する事業者がその責を負うべきで、
・メガソーラーであれば、個々の発電所について、事業者が義務を負う
べきとしています。

どのような形で『責』を負うのか不明ですが、再エネ=エコと言うメッキ
が剥がれてきている以上、電気料金を一律に負担させるのではなく、
環境負荷対策に要する値上げ分を『事業者』に負担させるくらいはしても
良いと感じます。
※そうすると再エネ賦課金て一体何だろうとなりますが^^;
異論はあると思いますが・・・。
宜しければご声援をお願いします。
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メリットのことばかり強調して、デメリットについて触れないというのは、コロナ関連でもいろいろありますね。