★ クローゼットの湿度対策-観測結果 ★
幾つかの条件で室内やクローゼット内の温湿度変化を観測しました。
クローゼット内の吸湿性の収納物は撤去した上で観測しました。
また、シリカゲルの吸湿特性についても調べ直しました。
ちなみに、観測したクローゼットには上下左右に隙間があり、通気される
ようになっています。
ごくありふれたものです。
【分かったこと】
①クローゼットの折戸を開いているだけでは乾燥し難い。
②クローゼットの折戸を閉じた状態の温湿度は室内の温湿度変化に応じ、
緩やかに変動する。
③クローゼット内は、下部が上部に比べて低温で相対湿度が高めになる。
④クローゼット内は、上部の方が室内の温湿度変化に左右され易い。
【シリカゲルの吸湿特性】
・以前にも掲載しましたが、シリカゲルにはA型とB型があり、A型は主に
食品用、B型は他の用途です。
・主に、A型は低湿度環境下で、B型は中・高湿度環境下で用いられます。
クローゼット等の用途にはB型が適していますが、調湿作用があるため、
一定量を吸湿した後、空間内の湿度が低い場合は水分を放出します。
観測結果でもB型シリカゲルを用いた除湿シートが上記のような状態になる
ことを確認しています。
したがって、
十分に吸湿した後は交換等しなければ除湿が進みません。
除湿シートの目印を適時チェックしなければならないでしょう。
※晴れた日に天日で干すか、エアコンで乾燥させる等、必要になります。
究極の乾燥手段は電子レンジです(笑)
なお、温湿度変化の観測にはシチズンのTHD501を用いました。
絶対湿度に換算して比較したのは、
親機と子機とで微妙に表示誤差がある
ものの、
絶対湿度に換算すれば、誤差は無視できる程度だからです。
先日撮影したものです。
ヒバの葉で背景(電線)を省略したら、結果は日の丸構図・・。
宜しければご声援をお願いします。
にほんブログ村一戸建て ブログランキングへ